未経験からシステムエンジニアになるのはきつい理由を現役SEが解説

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『転職活動中で未経験だけどシステムエンジニアに興味がある!』
『IT業界未経験でシステムエンジニアってきついイメージがあるけど本当なの?』
このような思いを持った方向けに、現役SEの私いけやんが未経験者からシステムエンジニアになるのがきつい理由について徹底的に解説していきます!私自身、新卒からシステムエンジニアになった身のためその経験を踏まえて書いていきます。
そして後半では、きつい理由や未経験者の前に立ちはだかる壁を打ち砕くための対策について紹介します。

未経験からシステムエンジニアはきつい理由4選

始めは雑務や部分的なタスクが多い

未経験からだと業務に必要なスキルレベルが伴っていない場合がほとんどのため、始めはどうしても雑務や部分的なタスクが多くなります。意味の分からない内容の会議の議事録担当や納品物の整理、調整役やデータの収集などやりがいがあまり感じられなくなってしまうケースがあります。システムエンジニアとして案件の主担当として一人立ちするには自分が担当しているシステムの構成や機能を十分に理解している必要があるため、そこまでのスキルレベルに至るまではある程度、我慢が必要になります。ただ、システムエンジニアとして独り立ちして自分の裁量が広くなるとどんどん仕事が楽しくなっていくので始めのうちは修業期間だと思って頑張ってみてほしいです。

基本的なパソコン操作に慣れる必要がある

学生時代や前職であまりパソコンを扱う経験がない人は一番初めに嫌になるポイントがここです。システムエンジニアの仕事に欠かせないパソコン操作スキルがほぼ0の状態だと仕事の処理スピードが遅くなり、『周りに迷惑をかけているんじゃないか。』と不安になりきつい思いをすることがあります。後半に未経験の人がとりあえずこれだけはやっておいてほしい最低限の対策を書いていますので参考にしてみてください。
基本的なパソコン操作スキルとはどのようなものがあるか例を以下に上げます。

【基本的なパソコン操作スキル】
・タイピングスピード
・ショートカットキー
・パソコンキッティング(会社ごとに決められているセットアップ)
・Excel操作

IT用語がわからず、置いてけぼりになる

IT業界は専門用語がかなり多いため、会議などで飛び交う会話についていけない可能性があります。私も新卒入社でとりあえず上司についていって会議に出たり、仕事を教えてもららったりした時にも意味が分からない用語だらけで本当にやっていけるのか不安になることがありました。また、会社特有の共通用語みたいなものもあるので調べてもわからなくて困ることが多々ありました。数か月たてば会話についていけるようになりますが、おそらくどれだけ業務経験を積んでもわからない用語が出てくるくらい専門用語が多く存在するので誰もが通る壁であると認識しておくとよいでしょう。

覚えておくべき基礎知識が多い

IT専門用語が多ければ、覚えておくべき基礎知識も幅広で多いためかなり勉強時間が必要になります。新卒入社の場合は3~4か月みっちりとITの基礎を積んでから部署配属になりますが転職の場合は会社から勉強期間を設けられないためわからない部分を補填するための学習時間を取るのが難しくなります。結果的に本来やりたいタスクの前に自己学習をする時間が必要になり思うようにタスクが進まないことにストレスを感じてしまうことがあります。早くシステムエンジニアとして独り立ちしたいならプライベートの時間を割いてまでも勉強の時間を確保する必要があるのです。

未経験エンジニアがやっておくべき対策について

基本パソコン操作

タイピングスピード

パソコン操作のスピードを上げたい場合はタイピングをミスなく早くできるかが重要になります。基本的には練習あるのみです!ただ文章を入力するだけだと退屈してしまうため、以下に楽しくタイピング練習ができるサービスを紹介します。

寿司打
タイピング練習をゲームで実施できる無料のサービスです。ゲーム感覚で楽しみながらタイピング練習できるのでおススメです。スコアがお金で表現されますが目標はプラスマイナス0円くらいいけば、とりあえず合格と思ってもらえばよいでしょう。ちなみに私はスコアはこのくらいです↓(同業者と比較するとタイピングは平均的な方です。)

パソコンショートカットキー

ショートカットキーとはキーボード操作でパソコンの特定作業を行う便利機能になります。これを覚えておくことでマウス操作で時間がかかっていた作業を効率化していくことができます。以下に覚えておきたいショートカットキーをまとめた記事を載せておきますので、ぜひ参考してください。

【PCショートカットキー参考おすすめサイト】
【保存版】パソコンスキルが上がるWindowsショートカット10選
  これだけは必ず覚えてほしいショートカットを厳選している記事になります。
ショートカットキー一覧[完全版]- パソコン仕事が爆速になるWindows、Office、Googleのキー操作 286選
基本から応用まで便利なショートカットをまとめてくれている記事になります。

EXCEL

システムエンジニアにおける資料作りや表計算にはエクセルを使う企業がほとんどです。エクセルには関数という複雑な計算処理を簡単に実現する機能や、さまざまな表や図、グラフをできる機能を提供してくれており、それを使いこなせるようになると業務効率をグッとあげることができるため、とっかかりとしてはどんな機能があるのかを知る必要があります。(すべて覚えていなくてもGoogle検索して調べれば、わかりやすく説明してくれているサイトは何件かヒットします。)
Excel操作はテキスト眺めるだけではなかなか使いこなすまでに成長できないため。実際にPCにExcelをインストールして操作しながら作業に慣れましょう。必ず覚えてほしい関数をまとめたサイトを以下に紹介しますので、そちらに記載の関数を試しに使ってみてください。

【EXCEL関数参考おすすめサイト】
・Excelで「必ず覚えておくべき」たった14の関数、COUNTIFやXLOOKUPなど

IT基礎の勉強

IT専門用語を覚える

IT業界は専門用語にありふれているため、よく使う言葉は意味をしっかり理解しておく必要があります。私は新卒未経験でシステムエンジニアになりましたが、専門用語の勉強をしておらず初めのうちは会話の内容を理解するのにかなり苦労していました。そのため、これから未経験からシステムエンジニアになろうとしている方はITの基礎的な用語がまとめられた本を何か1冊読んで、知識武装をしておきましょう。
たくさんの用語が書かれているよりも、以下リンク先の本のように図解で用語の意味を詳しく書かれているものを選ぶと理解がしやすいと思います。

【ITの専門用語を学べる本】
図解即戦力 ビジネスで役立つ IT用語がこれ1冊でしっかりわかる本

基本情報技術者試験の対策

基本情報技術者試験は学べる知識の範囲やIT基礎としての領域が的確で、試験対策をすることで駆け出しのエンジニアに必要な知識を身につけられるとてもいい試験だと思います。もし自分が興味ある分野があったり、転職先で関わる分野が分かっていたりしない限りベースは基本情報技術者の勉強で補填してあげましょう。
基本情報技術者試験については試験概要から合格までの最短勉強方法までわかりやすく解説しておりますので、ぜひご覧になってください。

【基本情報技術者試験の対策】
基本情報技術者試験の勉強方法【未経験が最短ルートで合格する方法】

まとめ

いかがでしたでしょうか?未経験でシステムエンジニア時にぶつかる悩みやきついことについてなんとなくイメージが沸いたと感じていただけましたでしょうか?繰り返しになりますが、結論未経験からのシステムエンジニアはきついことには違いありませんが、システムエンジニアになってよかったなと感じることもたくさんあります。そのような内容をまとめている記事もありますのでぜひ読んでみてください。

 

 

いけやん

いけやん

現役システムエンジニアのいけやんです。 駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

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