基本情報技術者試験の勉強方法【未経験が最短ルートで合格する方法】

資格

基本情報技術者とはシステム開発やITサービスにおける経営やマネジメントなどに関する基礎知識を備えた人に与えられる国家資格のことです。IT業界で働く方の登竜門となる資格です。この資格を未経験から取得するには一般的に約200時間の勉強が必要と言われています。この基本情報技術者試験ですが、出題範囲がかなり広いため、とにかく早く資格を取得したい方は1からすべて勉強する手段はかなり非効率になってしまいます。そこで今回は最短で資格取得を実現させる勉強方法を紹介したいと思います。

試験形式について

試験概要

効率のいい勉強方法を実施するためには試験の仕組みを知っておく必要があるため、まずは基本情報技術者試験形式から説明していきます。ここで抑えておかなければならない内容は2つあります。1つ目は午前と午後の部に試験が分かれているということ、2つ目は午後試験は一部、自分で解答する問題を選択できるということです。概要を以下の表に記載します。

選択すべき問題

午後試験において、IT業界未経験の方が選択するべき分野を以下の表に示しています。真ん中の列に出題される分野、右の列に選択すべき分野を記載しています。ただ試験毎に出題分野がことなるためあくまで目安ととらえておくとよいでしょう。

①、④を優先的に解答したい理由は、他の分野と比較すると単語を覚える力や文章を読む力が知識の不足を助けてくれる部分があり、未経験の方でも答えやすい内容であるからです。逆に③のネットワークは専門性が高い内容なのでできれば避けたいところです。⑤~⑧は共通して文章読解力が必要な問題ですので1通り見て自分が答えやすいものを選ぶとよいでしょう。あえておすすめを言うなら業界問わず汎用的な知識を応用できる⑧がよいでしょう。⑨~⑬の中では⑬を強くおすすめします。⑬の表計算ソフトは一般業界的になじみが深いExcelに関する知識の応用のため未経験の方でもとっかかりやすい内容になってます。

最短の勉強方法

全体の勉強スケジュールイメージ

資格取得最短ルートの勉強方法について、どのような流れで進めていけば効率的がよいか、以下に勉強の内容と比重および期間を示しています。

<勉強スケジュール> (内容/全体に対する比重/期間 ※期間は参考までに)
①午前試験対策/20%/7月~8月
②午後試験対策/60%/9月~1月
③苦手分野補填/20%/2月~3月

全体的に午後試験の難易度が高いため、勉強比重も高く設定することが必要です。続いては、具体的な勉強法について解説していきます。

午前試験対策

午前試験は80問の4択選択方式です。「基本情報技術者ドットコム」というサイトの過去問道場という無料コンテンツにて、試験形式とほぼ同じ内容・形式でトレーニングできるためそこでひたすら問題を解き、不正解だったら内容を理解するを繰り返していきましょう。目標はだいたい平均回答率が80%を上回るようになるまでとなります。サイトリンクをこちら(過去問道場)に貼っておきます!スマホ1つ持っていれば、電車の中でも気軽に学習できるので空き時間を活用するとよいと思います。

ポイント①間違えた問題は繰り返し解く

上記のサイト(過去問道場)でひたすら問題を解いていきますが、ある程度問題を解いたら再度間違えた問題を解きなおして自分が理解しているかの確認を行うようにしましょう。個人的には「80問解く→間違えた問題を解きなおす→80問解く…」を繰り返していくことをおすすめします。

午後試験対策

午後試験は自分が解答する分野の過去問題を解きましょう。午前試験同様「基本情報技術者ドットコム」というサイトに過去試験の問題と解答がありますのでこちらのリンク先から入手してください。

ポイント①制限時間を意識

午後試験の過去問を解く際は、必ず試験時間を想定して制限時間内での解答をしていくようにしましょう。試験全体の時間が150分、解答数が5問なので1分野当たり30分が目安になります。時間を決めずにダラダラと解答する癖がつくと当日試験でも、内容自体はわかるのに時間が足りないという事に陥る可能性があるため気を付けたいところです。

ポイント②分野ごとに勉強比重を変える

先ほど説明した通り、午後試験は大問11問中5問の選択です。それぞれどのくらい勉強したらよいかその理由を踏まえて、以下の表でさらに詳しく解説します。

苦手分野補填

最後は上記の対策を通して、自分の回答率が良くなかった分野の復習を実施していきましょう。だいたい平均的な場合や復習し切れたら、午後試験の対策重視で配点の高いものを攻めていくとよいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はとにかく早く資格を取りたいという方向けに最短ルートでの勉強方法を伝授しました。そのため、資格対策を通して自分のスキルをしっかり定着させていきたい方は、1分野ごと満遍なく勉強していくことをおすすめします。本記事のほかにもシステムエンジニアに必要なスキル3選について紹介している記事もありますのでぜひご覧になってみてください。

いけやん

いけやん

現役システムエンジニアのいけやんです。 駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

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