保守・運用エンジニアになってきつい、辛いと思ったこと5選

就職・転職

『保守・運用エンジニアってきついの?』

IT業界未経験からエンジニアになりたいと考えている方に向け、保守・運用エンジニアとして従事した5年以上の経験をもとに「保守・運用エンジニアのきつさ」について解説していきます。
本記事を読んでいただいて得た情報を保守運用保守・運用エンジニアを転職先の職種として候補にいれるかの判断材料にして頂ければと思います。

保守・運用エンジニアがどのような職種か事前に理解しておきたいという方は、本記事を読む前に以下のリンクから保守・運用エンジニアの仕事内容について紹介している記事をご覧になってください。

深夜に電話が鳴る

保守・運用エンジニアはシステムを安定して稼働させ、ユーザに提供するサービスを止めないようにすることが1つの大きなミッションになるため、休日や深夜帯にシステム障害が発生すると電話が鳴ったり、最悪出社をする必要があります。

担当するシステムにもよりますが、1週間サイクルで夜の電話番を交代して、それを4、5人で回していきます。
酷い時だと1週間毎日深夜に電話が鳴ることもありますし、逆に1度も電話がかかってこない週もあります。

深夜に起こされるので生活リズムが狂い、睡眠不足に悩まされることもあり、始めはかなり辛いです。
それでも毎週深夜に起こされる生活が続くわけでもないので、しばらくすると慣れてきて睡眠不足で体調不良になることもなくなるかな~というのが私の感覚です。
数年に1人くらい、電話を受けるのが嫌になり電話番のローテーションから外してもらっている方もいます。

開発エンジニアより給料が低い

どの職種でも言えることですが、二次受けより一次受け、下流工程より上流工程の職種の方が給料がいいのです!

開発エンジニアと保守・運用エンジニアにおいて、仕事のきつさはあまり変わらないのに給料の差があると、どうしてもモチベーションが下がってしまいます。
しかし、仕事のレベルや難易度的なことを考えると上流工程を任されている開発エンジニアの方が給料が高いのは必然的なのです。

といっても、保守・運用エンジニアの給料がめっちゃ少ない!ということもないですし、着実と成果をだしていけば昇給もあるのでどこまで自分に目を向けられるかが大事な気がしますね。

下請け感がある

下流工程を担当する保守・運用エンジニアは上流工程を担当する開発エンジニアが作ったものを守っていくという仕事内容です。
捉え方によっては開発エンジニアの方が立場が上で、SIer企業であればさらに顧客がその上にいるという感覚になり、仕事へのモチベーションに影響します。

私が勤めていた職場は良い環境で、開発エンジニアも保守・運用エンジニアも対等な立場で仕事ができていました。

ですが、他のエンジニア仲間に聞いた話だと、保守・運用エンジニアの扱いがあまり良くない環境もあるという職場もあるらしいです。
本来であれば顧客やユーザにいいサービスを提供するために協力しなければなりません。
しかし、開発エンジニアが保守・運用エンジニアに無理難題を押し付け、押し付けられた側もそれに対して異議を唱えられないような状況なんだそう…。

技術スキルアップの限界

『ITエンジニアとして働くのであれば、技術的なスキルを磨いていき、自身の市場価値を上げていきたい!』
と考える方も多くいると思いますが、保守・運用エンジニアになると、定常的な作業や単純作業がかなり多いです。
このような業務の特性上、専門的な技術スキルというよりヒューマンスキルのほうが求められます。
すなわち、業務経験を積んでも開発エンジニアとしてバリバリ働いている人と技術力の差が出てきてしまうという辛さがあります。
ごくまれに独学で補填できる人もいますが、実践経験に勝るスキルアップの方法はないので、技術を極めるキャリアを想像している方は希望職種の選択から保守・運用エンジニアを外すことも考えるある必要があるのかなと思います。

泥臭い

保守・運用エンジニアはITエンジニアという大きなカテゴリに含まれる職種ですが、他のエンジニアに比べると地味な作業が多いです。
上述していますが、定例的な作業が多かったり、これ本当に意味あるの?と言いたくなるような作業が山ほどあります。
それを粛々とこなしていくのは、華やかなIT業界を想像している方にとっては結構きついことなのかなと思います。
私自身も、始めはこのギャップに苦しめられることもありましたが、それでも単純作業を自動化したり効率化するという仕事に魅力を感じています。

まとめ

本記事を読んでいただいたことで、保守・運用エンジニアのきつさについて抑え頂けたと思います。
今回はネガティブ要素が盛りだくさんになってしまいましたが、新しい技術がどんどん生み出され、ITが生活に欠かせないものとなる中で、保守・運用エンジニアの仕事はとても重要視されています。
上記で解説したような「きつさ」がある中で、優秀な保守・運用エンジニアがたくさん生まれるといいなと私は願っています。

本記事以外にも、ITエンジニアにとって重要なスキルについて解説した記事を書いています。
以下のリンクから内容を見ることができますので、ぜひご覧になってみてください!

いけやん

いけやん

現役システムエンジニアのいけやんです。 駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP