【ITエンジニア】リモートワークの頻度と活用方法の最適解

仕事効率化

『リモートワークは導入すべきなのか?』
『どのくらいの頻度で実施すべきなのか?』

ITエンジニアはリモートワークという働き方を取り入れやすい業種で選択の自由がある中、結局リモートワークをするべきなのか、どのくらいの頻度が最適なのかという論争は絶え間なく行われています。
この働き方の多様性のせいで、余計に頭を悩まされている方も少なくはないでしょう。
よりよい仕事をするための取り組みなのに、それでは本末転倒です。

そこで本記事は、私いけやんがITエンジニアとして働く中で模索したリモートワークの最適な取り入れ方について解説していきます。

前提としてお伝えしておくこと
  • 「仕事 × チームメンバの特徴」という2つの要素を考慮し導き出された答えとなっています
  • ITエンジニアの方、ある程度テレワーク実施頻度が個人の判断にゆだねられている方向けの記事となっています

 

結論:これがリモートワークの最適解

まず最初にリモートワークの頻度を①フルリモート、②ハイブリットワーク、③フル出社の3パターンに分割、それぞれに適したチームに名前を付けてグルーピングします。
以降の章で、各チームの特徴の解説と最適解と導いた理由を説明していきます。
このように自身がどの立場にいるかを判断いただき、リモートワーク実施の指針として頂くというのが狙いです。

さっそく、チームの特徴に応じたリモートワークの頻度の最適解を以下に記載します。

フルリモート
  • 鬼コミュニケーションチーム
  • 熟練の猛者チーム
  • とにかく手を動かせ!!成果物「命」チーム
ハイブリットワーク(週2,3回)
  • 少数精鋭みんながマルチタスクチーム
フル出社
  • お互いを補完しあえ!!「成長型」チーム
  • 意思決定スピード「命」チーム

 

フルリモートが適した仕事

鬼コミュニケーションチーム

リモートワークをするにあたり、一番の弊害となるのがコミュニケーションの取りづらさです。
そのため、会議やちょっとした相談をいかに効率的にできるかが、フルリモートで生産性を上げるためのポイントになります。

そのような状況下でもチームのメンバが鬼コミュニケーション(コミュニケーション能力が高い)場合は、フルリモートが働き方の最適解となります。
リモートでのコミュニケーションが優れているメンバーがそろっていれば、システム開発においてどの工程でも生産性の低下の恐れもありません。
そしてリモートワークのメリットである、通勤による疲労回避、ワークライフバランスの安定化、個人作業の効率化などをすべて享受し生産を上げることが可能です。

ただ納期に追われている状況においては、この条件が該当しない場合があります。
「チームリーダがリアルタイムで他メンバの状況を把握しておきたい」、「小さな相談を業務の中で細かくとって作業を進めていきたい」
このような場面では、リモートより全員が出社して対面で仕事を行った方が生産性が上がりますからね。

熟練の猛者チーム

コミュニケーション能力にたけていなくても、最低限のコミュニケーションで仕事が可能である場合は、フルリモートでも生産性の低下のリスクはほとんどありません。
最低限のコミュニケーションで仕事が回るにはチームメンバの業務スキルや知識量が大きく影響します。
つまり、生き字引のようなスキルが高い人材がチームの大半を占めるチームが該当するのです。
必要最低限の認識合わせと進捗共有をするだけで、あとは自走して仕事を進められれば、フルリモートは生産性という意味でも大きな有効策となるでしょう。

とにかく手を動かせ!!成果物「命」チーム

チームメンバのスキルが「熟練の猛者チーム」ほどではない場合は、仕事の内容が単純作業であることがフルリモートに適したチームの条件になります。
他メンバとの会議や相談がほとんどいらない(数回のチャットで完結する)のであれば、集中力を阻害する他人の目から逃れることで仕事の効率を大幅に上げることができます。

ハイブリットワークが適した人の要素

少数精鋭みんながマルチタスクチーム

これはチーム名の通り、チームメンバは少人数で構成されており、各々が1つの仕事だけでなく複数の仕事を抱えているケースを指します。
チームのメンバがスキルにたけているわけでもなく、単純作業だけでもないため、時には細かいことで会話が必要だったり打ち合わせの頻度が上がるようなチームを想像してください。
そのような状況でもチームのメンバが3~5名くらいの少人数チームであれば、リモートワークを取り入れながらコミュニケーションの質を保つことも可能です。
出社日をチームメンバと合わせて、その日はコミュニケーションが必要なタスクを実施していけば、生産性の維持は可能です。
逆にリモートワークの日は、個人作業の比重を高くして集中的にタスクを消化していくことでチームの足並みが揃い、チーム全体としても生産性の向上が期待できます。

フル出社が適した人の要素

お互いを補完しあえ!!「成長型」チーム

このチームはメンバのなかに新規着任者など業務経験が少ない人がいる、またはチームメンバ同士の得意スキルが異なる場合を想定しています。
このような状況下にいると、1対1の小さい相談が比較的多く必要になるのですが、リモートワークをしていると相手の仕事の状況を把握しづらくどうしても相手に遠慮してしまいます。
気軽に相談できる状態を作っておくことが先決であり、そうなるとフル出社がより適切になるという事なのです。

また、リモートワークでは相手の反応を視覚情報や雰囲気から感じ取ることが難しくなります。
こちらもやはり、対面で会話して相手の反応を伺うことがメンバの成長やモチベーションの向上にもつながっていくためフル出社が適していると言えますね。

意思決定スピード「命」チーム

何かを決める、という仕事が大量に残っており次の仕事が進んでいないという状況を指します。
課題や検討タスクが山積みで、チームリーダなどその業務における責任者の承認が欲しいのにリーダが多忙で仕事が全然回らない時にフル出社が有効になります。
メールやチャットではなく、対面で成果物のRVや相談事を担当者からリーダに持ち掛け、その場で解消させて業務を回していくことで仕事の滞りをなくすことが最大の目的です。

このケースは納期間近のギリギリの状態をイメージされるかと思いますが、工程の始めや中間でも有効策となりえます。
仕事内容やチームメンバのスキルを鑑みてリモートをしていても問題ないはずないが仕事が滞ってしまっている。そんな場合はこのケースに該当する可能性があります。
思い切ってリモートを一時的に取りやめ、フル出社という選択肢を考えてみるのがよいでしょう。

まとめ

今回は、リモートワークをどのように取り入れれば仕事の生産性を上げることができるかという答えを、フルリモート、ハイブリットワーク、フル出社の3パターンから解説しました。
自身の仕事やチームの状況を見つめなおして、自身はどうすればよいのかをよく考え、必要であればチームを巻き込んで仕事の生産性を向上させることができる、そんなITエンジニアを目指してほしいです!!

他にも、リモートワークにおける仕事術についても記事を書いています。
以下のリンクから内容を見ることができますので、ぜひご覧になってみてください!

いけやん

いけやん

現役システムエンジニアのいけやんです。 駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP