【実体験】テレワークうつになってしまった人の悲惨な生活について

現役システムエンジニアの体験談

私いけやんが勤めている会社ではコロナウイルスの影響が日本にも拡大したタイミングで出社が規制され、週の半分以上はテレワークをするようになりました。
そんな新しい働き方へのシフトの中で大きな問題となったのがテレワークうつです。私自身もこれに悩まされ、かなり辛い思いをしました。
今回は、この「テレワークうつ」が及ぼした影響について、実体験から赤裸々に語っていきたいと思います。
『もしかしたら、最近うつ気味かもしれない。』と不安になっている方、テレワークを始めたばかりの方は同じような経験があるか、自分も発症する可能性がありそうかをチェックしながらご覧になってください。

うつになったきっかけ

私の会社では出社時の勤怠管理はオフィスへの入退室時のカードタッチで行っていますが、テレワークではメールでの自己申告制というあいまいな管理になります。そのためサボろうと思えばいくらでもサボれてしまうし逆にサービス残業がし放題という抜け道も存在しました。
当時、やる気に満ち溢れていた私は、より良い成果物を作ろうと品質にこだわり、たびたび勤務外に業務をしていました。
ここまで聞いて皆さんなんとなく察しが付くと思いますが、このサービス残業がきっかけで燃え尽き症候群になったことがテレワークうつへの第一歩目でした。残業代が支払われるわけでもなく、頑張った分インセンティブがつくわけでもない、ましてや1人が頑張ったところで終わる仕事でもないという絶望感に襲われ、それ以来仕事へやる気がなくなってしまいました。

テレワークうつが引き起こした悪影響

仕事へのやる気がなくなり、サボり癖がつく

上司や同僚の監視がないことをいいように、仕事をとことんサボるようになってしまいました。振り返ってみるとかなり酷いですが、以下のようなことは平気で行っていましたね…。「罪悪感はあるし改善したいと強く思っているのに繰り返してしまう」このように自分でもうまくコントロールできずよくわからない感覚に陥っていました。

  • 始業ぎりぎりまで睡眠
  • 始業メールを送信した後は、スマホで動画を見るか居眠りをする
  • 打ち合わせ中も居眠り
  • 長時間の離席(スーパーやコンビニに行く)

スマホ依存症

上述にも関連してきますが、仕事をサボっている間にスマホを見る癖がついてしまいスマホ依存症予備軍に。
更に追い打ちをかけたのが、人との交友の減少でした。
出社時には当たり前のようにあった対面での人との交流がなくなり一人暮らしであったため、InstagramやTwitterといったSNSにその代わりを求めるようになり完全にスマホ依存症となってしまいました。生活の大半はスマホに触れているような状況で今思うとかなり恐ろしい状態ですね…。

睡眠不足

日中の居眠りやスマホ依存など様々な要素が相まって結果、寝つきが悪くなり十分な睡眠をとることができなくなってしまいました。十分な睡眠がとれないため起床後も活力がなくなり仕事をサボり、さらに体調不良になることが増えていきテレワークうつの症状を加速させていきました。

肉体的不調

うつの症状が大きくなると活力がなくなり行動範囲が狭まります。買い物も宅配で頼めばいいし、出社するための駅までの徒歩もなくなることで外出の機会がなくなり丸一日、机に座っているかベットに横たわっている状態となっていました。
そのため運動不足かつ同じ姿勢でい続けるため首肩腰の状態が常に最悪でした。
一番ひどい時では、お風呂に入るのも面倒くさくなり週1,2回のシャワーのみで過ごすこともありましたね。

改善方法を解説

信頼できる人に相談

一番は誰か信頼できる人に今の自分の状況を聞いてもらう事です。相談する相手は家族や友人、上司、同僚、カウンセラーでも誰でも構いません。具体的に解決策が聞けなくても悩みを聞いてもらうだけで自分を俯瞰してみることができるようになります。
うつになっている時は自分がどのような状態になっているのかどのようなアクションを取ればいいのかが分からなくなってしまいます。むしろそんなことを考える力も出ないという表現の方が正しいですね。
しかし、この方法自体効果があるのは間違いないのですが、誰かに相談するという行為自体ハードルが高いのとエネルギーを使うためうつ病重傷者には無理難題の可能性があります。私も正直、友人に相談できたのは、自分自身で少し改善させた後になります。

自分のすべてを受け入れ、肯定する

うつ病になる人は、うつ病の症状にかかっている自分に対して否定をすることで脱却の退路を塞いでしまっています。
私の場合だと、
『ああ、また仕事をサボってしまった。』
『家事が全くにつかない最悪だ…。』
みたいなことを毎日毎日考えていました。
改善方法を調べようとしても、ポジティブな人の話は正直耳が痛くなるだけでした。
そのため、まずは現状を受け入れることから始めました。
『仕事サボったけど、しょうがないかぁ』
『家事できなかったけど、まぁいいかぁ』
のように始めは無理にポジティブに考えるわけではなく、完璧にできない自分に対していつでも味方になりただ許すという事を繰り返すのです。

自分をとにかく許すように思考を変える

仕事をサボった自分はダメだ → 仕事サボったけど、しょうがないね!
家事ができなかった自分はダメだ → 家事できなくても、いつかやればいい

毎日運動を1時間以上行う

うつになっている自分を許容できるようになったら、次はより安定した精神に持っていくステップに入ります。
そこでおすすめするのが毎日1時間以上の運動をすることになります。ここでのポイントは自分がやりたい運動を選択することです。走るのが嫌いなのに無理にランニングをしろとは言いません。ヨガでも筋トレでもウォーキングでもなんでも構いません。
私は自転車に乗ることが趣味で週末はサイクリングに出かけていましたが、それを平日にも行うようにしました。
適度な運動はストレスを軽減し睡眠の質を向上させるという科学的根拠に基づく身体的に良い点もありますが。私がおすすめする理由は自分の精神をコントロールするのにも役立つと考えるからです。
平日は仕事で忙しい、やることが山積みになってしまうとどうしても一日の充実感がなくなりそれを補うのが夜遅くまでのスマホでの娯楽(SNS、動画、ゲーム)になってしまいがちでこれは正直、精神的にも身体的にも悪影響になります。ですが、意図的に運動するという時間を組み込むことで自分の自身のコントロールができている気分になり、充実感を得ることができるのです。

まとめ

テレワーク導入当初は自分がうつになるなんてみじんも思っていなかった身として、なかなか受け入れることができませんでした。周りは大丈夫だから、自分もしっかりしなきゃというような考えは危険です。絶対に自分を過信せずに一番の見方になってあげてください。上述もしていますが、まずは自分の現状を受け入れてあげることこれに限ります。
テレワークにうまく適応できている方向けに、仕事効率をさらに上げる方法についてもまとめている記事がありますので、ぜひそちらも覗いてみてください。

いけやん

いけやん

現役システムエンジニアのいけやんです。 駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

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