【2024年版】注目IT技術3選と必要なスキルについて解説

コラム

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本記事は以下の書籍を参考にし、2024年以降注目される技術と必要なスキルについて解説していきまSう。

IT企業で勤めたい、未経験から転職したいと思っている方は、企業選びや面接に役立つ情報なので是非押さえておきましょう。
IT業界で働いている方は、自分のキャリアプランや考え方と照らし合わせながらご覧になってください!

参考書籍

ITロードマップ2024年版 野村総合研究所 IT基盤技術戦略室 NRIセキュアテクノロジーズ
本書は注目のIT技術と数年後の動向を細かく解説している書籍です。
毎年出版されているようなので、ITエンジニアだけでなく他業界のDX化推進にも参考になるのでおススメ!

 

生成AI

生成AIとは?

生成AIとは、人間以外の機器があたかも人間が作り出すようなコンテンツを生成する技術のこと言います。

Question体的にどのようなコンテンツが生成されるの?
Answer:代表的なものでいうと、テキスト生成、画像生成の2つです。それ以外にも動画や音楽などのコンテンツも作成できます。

テキスト生成

報告書の作成や文章の添削など、人間が依頼した内容をテキスト形式で回答してくれます。
最近では、学生が生成AIに宿題をやらせるという事が問題になっているという記事も見かけるほど身近に浸透しているコンテンツです。

そんなテキスト生成の中でも注目されているのが、プログラミングの生成です。
最終的に実現したい処理を文章ベースで書き、生成AIにお願いすると、自動でプログラミングを作成してくれます。
いつかプログラマーがいらなくなる時代が来るとか来ないとか…そんな論議もされいますね。

画像生成

人間が提示した条件をもとに画像を自動的に作成します。
人や動物、建物などのリアルなものからアニメやアイコンまで様々な画像を生成できるコンテンツです。

なぜ注目されている?

生成AIが世に出始めてきて同時に自動化や業務効率化というワードがセットでトレンドにあがってくるようになりました。
しかし、実は、自動化や業務効率化は生成AIではなく他の技術でも実現できていたのです。
じゃあなぜ生成AIが注目されているのかについて、2つの観点から紐解いていこうと思います。

人間のクリエイティビティを補完してくれる

ゼロから何かを生み出す、もしくはその手伝いをしてくれる。
ここが生成AIが注目されている理由です。
進化の過程を時系列で表すと、こんな感じ↓

初期     :単純作業も考える仕事も人間がやる。
AIの発展   :単純作業は機械に任せて、考える仕事を人間がやる。
生成AIの普及 :単純作業は機械に任せて、考える仕事も機械に手伝ってもらおう。 ★今ここ

例えると今まで単純作業しかできなかった部下が、一緒に何かを考えてくれる優秀なパートナーに成長したイメージです。
普通のAI導入では、いまいち効果が発揮されない仕事もあったため、IT業界や製造業など狭い業種で活躍している感覚でした。
この進化(生成AIの普及)は今までのビジネスの発展のスピードを加速させる技術として、IT業界に関わらず様々な企業がこぞって取り入れようとしているのが現状です。

生成AI自体が商品となる

世界の大企業がリリースをしているように、生成AI自体がスマホアプリなど同様に商品の1つとなる。
これが注目される2つ目の理由です。
有名どころだとChatGPTやMicrosoft Bing AIあたりでしょうか。
今や、様々なジャンルに特化した生成AIがリリースされています。
生成AIを商品として買ってもらう(サブスク)というビジネスはまだまだ始まったばかりで今後も多くの業界で面白いAIサービスが作られるでしょう。

求められるスキル

生成AIに関わる仕事をしたいとなった時、必要なスキルは大きく2つあります。
1つ目は生成AIをITサービスに繋げるソリューション力、2つ目は生成AIの構築スキルです。
この2つは両方手に入れる必要はなく、目指すキャリアによって片方に特化すればよいと思います。

ソリューション力

ここで言うソリューション力とは、業界問わず生成AIを活用した仕事の課題解決や新しいビジネスを提案するといったコンサル的なスキルになります。
生成AIは世に出始めたのが最近で、業界問わずその使い方を模索している段階で、ITに精通していない企業にとっては活用方法を見出すのに、少なくはない勉強時間が必要です。
そういった企業をサポートするする人材や、生成AIビジネスを推進していく人材を目指すならば、このソリューション力というのは必須スキルになりますね。

今今、生成AIを使い慣れている、生成AIを活用した業務効率化を個人で取り組んでいる方は、ITエンジニアとして平均をより一歩リードしている状況といえます。
是非、生成AIを活用したビジネス創出するプロフェッショナル人材を目指してほしい…。

プログラミングスキル

生成AIを構築するスキルにおいてプログラミングは重要なスキルになります。
具体的なプログラミング言語を1つ提示するのであれば、Pythonです。
細かい説明はまた別で紹介するとして、私より数十段専門性の高いIT技術者に聞いても同じ回答になるでしょう。

生成AIの構築スキルにはインフラ構築(生成AIの土台)というもう一つの軸があります。
ですが、インフラ構築というスキルはAI以外のシステム開発にも必要なスキルであることから、専門性の高い技術者は多く存在します。
それに比べて生成AIの本体を作るプログラマーというのは需要に対してまだまだ少ないので、今後求められる人材としてあげるならプログラミングだろうという見解です。

Pythonは生成AIだけでなく、webアプリや自動化技術に関しても汎用が効くプログラミング言語なのでとりあえず学習してみることをおすすめします。
しかも、比較的、簡単にプログラミングできてしまうという…。
おすすめの参考書を以下に記載しますので、ぜひチェックしてみてください。

 

クラウド

クラウドとは?

クラウド(クラウドコンピューティング)は、インターネットを通じてシステムを構築する上で必要なハードウェアやミドルウェアをオンデマンドで利用できるサービスのことです。
物理的なハードウェアを所持することなく、用意された土台に自身が作成したアプリケーションをのせることでシステム開発をより効率化、簡潔化させることができます。

なぜ注目されている?

クラウドサービスは、どんどん需要を増していき今では多くの企業に導入されているサービスです。
さらに、今までクラウドを利用せずオンプレミス(自身がハードウェアを購入し構築する)でシステム運用していたITサービスもクラウドに乗り換えるという動きが加速していくと予測されています。

なぜここまで需要が高まっているのか、その理由は主に5つあります。
以下で解説していきますね。

コストを削減できる

クラウドサービスはハードウェアを直接購入することがないため購入費や維持費にかかるコストを削減できます。
さらに、必要な時にだけ必要な分を利用できる仕組みなので、無駄なコストを使わないで済むのです。

柔軟性がある

ビジネスの成長に応じてリソースを簡単に拡張・縮小でき、急な需要の変動にも迅速に対応できという利点があります。
オンプレミスの場合は、購入した分以上のリソースを使用したい際はその分の機器を調達する必要があり、時間もかかってしまいます。
それに対し、クラウドサービスでは状況に応じリソースの追加や削除が自動で行われ、従量課金で使用することができます。

強固なセキュリティ

クラウドプロバイダーは大規模なセキュリティ対策を講じているため、企業単独で行うよりも高度なセキュリティを実現できる場合が多いという利点があります。
中小規模からアプリケーションを作ろうとする場合、セキュリティ技術がないと、マルウェアに侵害され大きな損失が出かねません。
そのような場合にはクラウドサービスを利用することで、セキュリティをある程度担保できるのです。

求められるスキル

クラウドサービスの領域で活躍していくには基本的なITスキルやインフラ技術に加え、以下解説するスキルや経験がとても重要になってきます。

クラウドサービスの操作方法

クラウドサービスを活用して、システムをバリバリ構築していくんだ!という人はクラウドサービスの操作が自由自在にできるようになることが最重要事項です。
今ではオンライン講座などの教材が充実しており、ハンズオンでクラウドサービスの利用方法について学べます。
代表的な、大手クラウドプラットフォームについて触れて、小規模なシステム基盤ができるというスキルを身につけていく必要があります。

代表的なクラウドプラットフォーム
  • AWS(Amazon Web Services)
  • Microsoft Azure
  • Google Cloud Platform

インダストリアルメタバース

インダストリアルメタバースとは?

インダストリアルメタバースとは、産業界における仮想空間の利用を指します。
この仮想空間では、工場や製造プロセス、設備などの現実世界の要素をデジタルで再現し、シミュレーションや管理を行うことができます。
これにより、現実世界の製造業務を効率化したり、問題を予測・解決したりすることが可能になります。

なぜ注目されている?

効率化とコスト削減

実際に設備やラインを構築する前に、仮想シミュレーションを実施することでサービスをリリースした後に起こりえる問題を事前に検知できるという特徴があります。
そのため、リリースを迎えるまでに大半の問題の潰し込みができるので、トラブル対応に仕事を割かれるリスクも減り、想定外の損害も出さなくて済むという事につながるのです。

トレーニングと教育

仮想シミュレーションができるという事は、新人など作業が不慣れな人たちのトレーニングに最適です。
失敗してもリアルな世界に影響はありませんし、現場とより近い環境でトレーニングができるため、スキル習得の効率を促してくれます。

持続可能性

仮想シミュレーションをすることで物事をリアルに落とし込んだときに、それが自然環境に与える影響を分析することができます。
環境に対して様々なリスクを抱えている現在において、問題解決の最重要技術になると考えられています。
どの業界でも、この技術を使用したシミュレーションをするのが当たり前という時代もいつかは来ると思います。

求められるスキル

プログラミングスキル

仮想環境を構築・カスタマイズするためには、プログラミングスキルが必須です。
何か一つプログラミング言語を身につけるとしたら、Pythonをおすすめします。
Pythonは文法が比較的他の言語より簡単で使いやすく、仮想環境を構築するためのライブラリが豊富かつ、他の言語との統合もしやすいため人気の言語です。

モデリング技術

仮想空間内の設備やプロセスを再現するために、3DモデリングやCADの知識が求められます。
シミュレーションをしたい環境がより、複雑な形状になる場合はプログラミングだけではなくこのようなコアな技術にも特化する必要があるのです。

ちょっと難しい技術のため、以下に簡単に解説した記事もあるのでぜひご覧になってみてください。

まとめ

今回は2024年注目IT技術について紹介してきました。
進化が早い業界なのでアンテナを高くして情報を掴みに行きましょう。

私も定期的に最新技術について記事を書いていこうと思います!
他にも、未経験からITエンジニアを目指すために必要なスキルについても紹介しております。
以下のリンクから覗いてみてください!

いけやん

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現役システムエンジニアのいけやんです。 駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

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いけやん

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現役システムエンジニアのいけやんです。 このブログは駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

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