運用保守エンジニアを選んだ5つの理由|開発ではなく運用を選んだワケ

運用保守について

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ITエンジニアといえば「開発エンジニア」をイメージする人が多いかもしれません。
しかし、私は開発ではなく「運用保守エンジニア」という道を選びました。
なぜその選択をしたのか?本記事では、私が運用保守エンジニアを選んだ5つの理由を紹介します。

いけやんの経歴について補足
  • 偏差値48くらいの大学卒
  • 就活中は複数のIT上場企業の内定をいただくも、NTTデータやCTCなどの大企業はSPIテストでふるい落とされる
  • なやんだ末に大企業の子会社(運用保守に特化、未上場)に入社

 

0から1を生み出すより、改善することが向いていた

当初、私が抱いていたシステム開発とシステム運用のイメージは以下のようなものでした。

  • 開発 0から1を生み出すクリエイティブな能力が必要
  • 運用 何かを改善する能力が必要

何か新しいものを生み出すことに苦手意識を感じていたため開発エンジニアには向いていないかもという不安がある一方、既存のシステムの改善や問題解決能力に自信があったため、システム運用の仕事は向いているんじゃないか?という思いもありました。

実際のところ、システム開発も既存のシステム改修や機能追加が多く開発の現場もいけたな、と思う事もあります。
しかし、問題解決能力があるという自身の能力に運用保守エンジニアがマッチしていたなと、入社後(現在も)にそう感じました。

几帳面な性格を活かせると感じた

運用保守の仕事では、マニュアルや手順書に沿って正確に業務を行うことが重要です。
ミスを防ぎ、安定したシステム運用を維持するためには、細かい部分まで気を配る几帳面さが求められます。

私は元々、細かい作業やルールに従うのが得意なタイプでした。
「ミスを防ぐためにどうすればいいか?」と考えながら仕事を進めるのが好きだったので、運用保守の仕事が自分に合っていると感じました。

今では、この几帳面さが自分のアピールポイントになっていると実感しています。
周りからは仕事が丁寧と褒められることも多く、煩雑になっていたドキュメント管理を整理した結果、上司や開発エンジニアの方からの信頼を得ることができました。

システム運用の自動化に興味があった

今でこそ「AI時代」と呼ばれていますが、私が学生の頃2015年~2018年(2019年卒)には、一般的にAIという言葉が浸透していない時期でした。
学生時代の研究でAI(機械学習)に触れ、自動化など機会が人間の仕事を代替するという大きな可能性を知り、将来はこういった仕事に携わりたいと思うようになりました。

もちろん、AIや自動化という分野に行きたいという理由であれば開発でいいじゃん、という考え方もあるかもしれません。
しかし、私はシステム運用の現場こそ自動化に対する取り組みが活発であると判断しました。
私はIT企業の業務説明会に参加した中で、運用保守をメインとしている企業では非効率な運用について自動化をしていく施策がいくつも立ち上がっている、と説明を受けることが多い印象でした。

入社してみると案の定、自動化案件が山ほど立ち上がっており、自身がやりたい事ができて、今の仕事にとても満足しています。

大きなシステムに触れたかった

就職活動をする中で、大企業の開発職にも応募しましたが、残念ながら内定はもらえませんでした。
しかし、大企業の「運用保守エンジニア」という選択肢に目を向けると、意外にも大規模なシステムに関わるチャンスがあることに気づきました。

大企業の運用部門では、数百万ユーザーが利用するシステムの管理や、クラウド環境の運用など、スケールの大きな仕事ができます。
開発職には受からなかったとしても、運用保守という立場からITシステムの核心に関わることができるのは、大きな魅力でした。

運用保守を経験せずに開発に行くのはリスクだと感じた

私は「もし開発エンジニアになったら、運用保守を経験する機会がなくなるのでは?」と考えました。
開発エンジニアの中には、運用を経験せずにコードを書き続ける人もいます。
しかし、運用の知識がなければ、作ったシステムが現場でどのように動いているのか、どんな問題が発生しやすいのかを理解するのは難しいです。

先に運用保守を経験しておけば、将来的に開発に移る場合でも、運用を意識した設計ができるエンジニアになれると考えました。
そのため、まずは運用保守エンジニアとしてキャリアをスタートすることに決めました。

実際のところ開発エンジニアとしてキャリアをスタートさせて、その後に運用保守エンジニアになったり、また開発にも戻ったりというケースは少なくないです。
ただ、「運用保守を経験 → 開発エンジニア」というルートの方がキャリア形成の効率が圧倒的にいいという考えは今も変わりません。
私自身、今のところ開発に行く希望は無くなりましたが、、、結果オーライという事で(笑)

まとめ

運用保守エンジニアは、開発エンジニアほど目立つ職種ではないかもしれません。
しかし、システムの安定稼働を支える重要な仕事であり、技術力を活かして改善や自動化に取り組むことができます。

「運用保守エンジニアを目指すべきか?」と悩んでいる方は、ぜひ自分の性格や強みを考えてみてください。
もし私と同じように「改善が得意」「几帳面な性格」「自動化に興味がある」のであれば、運用保守エンジニアという選択肢はアリだと思います。

開発だけがITエンジニアのキャリアではありません。
運用保守からスタートすることで、長期的に成長できる道もあるのです。

本記事以外にも運用保守エンジニアの仕事について解説している記事もありますので、ぜひご覧になってください。

いけやん

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現役システムエンジニアのいけやんです。 駆け出しシステムエンジニアやIT業界に転職を考えている方のために有力な情報発信をしていきます!

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