生成AIについてあなたはどのくらい知識があり、どのくらい自分の仕事に活用できていますか?
『正直あまり知らないんだよねぇ』
『会社が導入したら、それを使えばいいんじゃない?』
めちゃくちゃもったいない!!!
生成AIは仕事から生活まで人間にとって絶大なインパクトを与えてくれる技術です。
しかし、現状ではIT業界未経験の方だと、取っつきにくい分野であるのも事実です。
今回は、生成AIについてあまり詳しくない、けどちょっと興味があるという方向けに基礎知識と生成AIを使うことによるメリットを簡単にわかりやすく説明していきます。
私自身、生成AIを活用したことでかなり仕事のスピード、クオリティが向上しました。
本記事を読んでいただいた読者の方が、生成AIについて『活用したい!』『もっと詳しく知りたい』と思っていただくきっかけになると嬉しいです。
生成AIの基礎知識を得ることで、技術変化へついていくことができる
生成AIの主な活用シーンを理解し、業務効率化へ活かすイメージを膨らませることができる
それでは本編へ。
目次
生成AIとはなにか
概要
生成AIとは、コンピュータが文章や画像、音声などをあたかも人間が作り出したようなクオリティで生み出す技術のことです。
英語だと、Generative Artificial Intelligence と表記され
「Generative」は「生成する」、「Artificial Intelligence」は「人工知能」を意味します。
どのように作られているか
生成AIは大きく分割して、機能を作る、大量データを読み込ませるという2ステップを踏むことで完成します。
機能を作る
ここで使われるのが、ニューラルネットワークという技術で、簡単に言ってしまうと「人間の脳神経細胞を模倣して作られた仕組み」です。
情報を得る、思考する、行動する、という3セットを実現してくれます。
例えば、『猫の絵を描いてください』と言われたとき、あなたは無意識に今まで人生で得た情報を思い出し、「耳が三角で、しっぽがあって、ヒゲが両頬に生えていて…」のような記憶と知識を組み合わせて、完成したイメージを書き出してくでしょう。
ニューラルネットワークとは…。
人間の脳の構造を模倣し、人間の思考をコンピュータが代替する技術。
大量データを読み込ませる
ニューラルネットワークによって生成AIを構築できたとしても、それをすぐに活用することはできず、大量データを読み込ませてあげる必要があります。
構築されたばかりの生成AIは生まれたばかりの赤ちゃんくらいのレベルと言えば想像しやすいと思います。
成熟していない人間に『猫の絵を描いてください』と言われても、怪物の絵が完成したり、もはや絵を描くという概念がなく『キャッキャッ』というかわいいスマイルを返してくれるだけです。
赤ちゃんがいろいろなものを聞いたり、見たりして成長していくように、生成AIにも良質なデータを与えることで質が向上していきます。
何ができるのか?
生成AIができることは主に3つあります。
- テキスト生成
- 画像生成
- 音声生成
それぞれ詳しく解説していきます。
テキスト生成
チャットで人間とやり取りをするかのように、AIと対話ができる機能となります。
『○○について教えて』と私たちが入力したら、問い合わせた内容に対して、文章で答えてくれます。
ChatGPTという生成AIツールを使ってテキスト生成をしてもらいました。
簡単な質問をするだけで、とてもいい提案をしてくれました!
生成AIのテキスト生成は活用シーンが豊富で使いやすいため、生成AIを使ったことがない方はまずはテキスト生成からトライしみることをおすすめします。
活用例について以下に列挙しましたので、ご参考までに。
・文章添削(メール、ブログなど)
・議事録作成
・レポート作成
・プログラミング
・データ分析
・調べもの(『東京のデートでおススメのレストランは?』など)
・問題解決のサポート(『プログラミングスキルを向上させたいので、いい方法を教えて』など)
画像生成
私たちのイメージを画像として生成してくれます。
例えば、『プレゼンに画像を貼りたい』と考えたとき、生成AIを活用する以外の手としては主に2択。
①自分で撮影する、絵を描く。
②Web検索をして、良い画像を見つける
この選択肢に加わるのが生成AIの画像生成になります。
canvaというツールで画像生成をしてもらいました。
「にぎやか 家庭 豪華 夕食」というキーワードを入力しただけでイメージにピッタリな画像を作成してくれました!
ツールの性能によりますが、上記のようなリアリティな画像だけではありません。
私たちから条件を指定することでアニメや絵など様々なタッチで画像作成も行ってくれます。
その他にも、「幻想的に」「グラフィカルな画像」「漫画っぽく」とかいろいろ試してみるととても面白いですよ。
生成AIにおける画像生成の活用シーンについて紹介しますね。
・プレゼンテーション資料作成
・ポスター作成
・SNSマーケティング
音声生成
生成AIは、音声を生成することも可能です。
音声生成については、人間の言葉をAIにしゃべらすことや音楽作り出すことが主な用途になります。
テキスト生成や画像生成よりエンタメ性が高い機能ですね。
活用シーンを以下に紹介します。
・ナレーション
・音楽作成
・メンタルヘルス(カウンセリング)
生成AIがもたらす業務効率化のメリット
上記で解説した生成AIを使うことのメリットを業務効率化の観点から解説していこうと思います。
作業時間の短縮
今まで人間が手作業で実施していた作業の一部、もしくはすべてを生成AIに行ってもらうことで、今まで作業にかかっていた時間を削減することができます。
また、人間の作業を代替することは無くても、仕事の進め方や効率化の方法について良質な情報を生成AIから得ることにより、結果的に生産性が向上し作業時間の短縮につながることも大いにあります。
精度向上
コンピュータは人間の脳みそより多くのことを記憶しておくことができます。
そのコンピュータが人間と似た思考能力を手に入れることで、特定の分野では人間以上の働きをしてくれることもあります。
生成AIが作ったものを最終的に人間がチェックする、もしくは人間が作成したものを生成AIにチェックしてもらうにしろ、今まで人間だけで行ってきた仕事を生成AIと協業することでミスを減らすことができるのです。
クリエイティビティの向上
生成AIは多くの情報を学習しているため、物事を多角的な面からとらえる能力に長けています。
人間だとどうしても、今までの経験から思考が凝り固まりがちになってしまいますが、生成AIはそれを悠々と打破してくれるのです。
質のいい情報を学習し続けていくことが可能な生成AIは、何か新しいものを生み出す際の最高のサポータになってくれるでしょう。
まとめ
生成AIについてどんなことに使えそうか、なんとなくイメージできましたか?
まずは、なんとなく出全然問題ないです!
次のステップは、「とりあえず生成AIを使ってみる」です。
遊びでもいいので、何かしらの生成AIを使ってみてください。
個人的には本記事でも紹介したChatgptが非常にシンプルなデザインで初心者でも使いやすいし、業務効率化にもつなげやすいと思いますので、ぜひご利用になってください!
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