『自己投資本を読む際、ただの作業になってはいませんか?』
自分を成長したければ、本を読め。とよく言われますが多くの人が間違ったインプットの仕方をしており時間もお金も無駄にしています。最終的には自分の成長に繋がらず本を読むことはあまり意味ないと読書自体をやめてしまいます。ただ、本を読む際に少しだけ工夫をしてあげるだけで簡単に自分のスキルを伸ばすことができます。
今回はそんな自己成長をするための読書術を解説していきたいと思います。
目次
本の選び方
自分の課題を見つける
まず初めは、今の自分に何が足りないのかどのような情報が欲しいのかを明確に決めておく必要があります。多くの本から100%自分の求める本を探すのは難しいですが、自分の課題を明確にしておくことで自分の目的に合った本を選ぶことができるようになります。
目的に合った本であるか、目次から確認する
製本されて店頭に並んでいる本は基本的に目次を確認すれば、書かれている概要を把握することができます。そこで最初にイメージした「なりたい像」に対してそれを実現できそうなプロセスや情報が書かれていそうかを目次から探してみてください。気になる項目を3点以上5点以下の範囲で見つけられたら購入を考えてOKです。あとは似たような本をいくつかピックアップしたら、自分の直感を信じて1点に絞り込み購入しましょう。
本の難易度を確認する
本を読む際に、難易度を確認しましょう。「情報量が多い」「詳細に書かれている小難しい本」がいい本とは限りません。自分が読んでいて途中で挫折してしまっていては本末転倒です。自分の現状を把握したうえでこれなら苦がなく理解できそうというものを選ぶことが重要になります。
本の選び方まとめ
上記で解説した内容を簡単に表でまとめました。補足して1つおすすめしたいのが「目的のない本探し」です。矛盾しているように思えますが、この目的のない本探しの目的は自分の課題やトレンドを把握したりすることに役立ちます。Webではあらゆる情報を自分から範囲を絞って調べる事に特化していますが、得られる情報が偏ってしまうというデメリットもあります。視野を広げるという意味で「目的のない本探し」は本当に効果的なので、時間がない方も1か月に1回30分くらいでやってみてほしいです。
・目的を持たずに本を買いに行く
・面白そうだからという発想で本を選ぶ
・有名な人が書いている本を選ぶ
・自分のスキルに対して難易度が高い本を選ぶ
・本を買いに行く前に自分の課題を明確化する
・自分の課題についての解決方法が書かれていそうな本を選ぶ
・難易度的に自分が挫折しないものを選ぶ ex)新しい学びの際は図解があるもの
本の読み進め方
気になった項目から読み始める
本を購入したら、最初から読むのではなく本を選ぶ際に気になった項目から読みましょう。一番初めのページから読むことをおススメしない理由としては、本1冊から得られる情報は限られてくるためです。本の読み始めという最もモチベーションの高い状態で自分が気になる項目(スキルアップに必要な内容)を読み進めていくことが、効果的な知識としての定着につながっていくのです。これを実践していくにあたり、はじめは違和感を覚えるかもしれません。私も変な部分で几帳面な性格を持ってたりするので、本の「はじめに」から読まないことに気持ち悪さを感じました(笑)この部分は慣れが必要なのでとにかくトライしてみましょう。
本を読みながら実践していく
気になる項目1つ目を読み終わったら、さらに読み進めるのではなくまずは実践に移ってください。もし、実践できる機会がないという場合は自分の言葉で学んだ内容と実践することを紙に書くもしくは電子ファイルに記録しましょう。本を1冊読み切ってしまうとそれだけで自分が成長したかのような感覚や謎の満足感を得てしまいます。その満足感が自己成長の機会を逃す一番の原因になります。そこで対策として、本を読み切る前に自分が得た知識を都度実践していく方法をとります。この対策をすることで、どんな効果があるのか以下に記載しています。
・記憶が新鮮なため、実践する前に本を読み返すという行為がなくなる
・モチベーションが高い状態でインプット/アウトプットができる
・本を読み進めていくにあたり、自分が必要としている情報が明確になり知識が定着しやすくなる
本は最後まで読まなくてもよい
購入した本は最後まで読まないと、かかったお金がもったいないと思う気持ちはとても分かります。ですが、本は最後まで読まなくてもよいのです。というか読まないことをおススメします。気になる項目に対して、内容を読む⇒実践を繰り返したらそれ以降は目標を達成するまでひたすら実践を続けていくことが最善の行動になります。実践する内容を何個も掲げてしまうと、パンクしてしまうか1つ1つの行動が雑なものになってしまうことは目に見えています。目標を達成するまでは購入した本は辞書的な扱いをしていくとよいでしょう。ですが、たまに運命的に自分に有益な内容が盛りだくさんな本に出会うこともありますよね。そんな時には何回かに分けてその本を読み進めていくことをおススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本を読み内容を理解する力はとても重要です。ですが小説のように本自体を娯楽とするのではなく、自分が成長するための一部ととらえている場合は何を知識として得たかではなく何ができるようになったかがより重要となってきます。本は知識の山みたいなもので、つい欲張ってすべてを自分のものにしたくなりますが、グッとこらえてその時に必要なものを選んでいくというテクニックが必要だ、そんなことが本記事からお伝えできていれば幸いです。
読書以外にも良質な情報収集の方法について解説している記事もありますのでぜひご覧になってください!
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