『あなたは自分自身のモチベーションの上げ方を知っていますか?』この問いに自信をもって答えられる人はそう多くはないでしょう。モチベーションは仕事や作業効率を左右する1つ要素であるにも関わらず、自分でコントロールできていないのは非常にもったいない、というのはこの記事を読んでいただいている方は重々ご理解しているでしょう。ただ、人から教わる機会もないため自分に合っている方法を見つけるのが困難であるといったとこが課題となります。そこで私がおすすめするのが「図解モチベーション大百科」という本です。この本には様々なアプローチで自分や他人のモチベーションを上げる方法がまとまっています。今回はその中から実際に私自身が試してみて効果のあった方法について紹介していきます!
目次
モチベーションを向上・維持させる方法5選
目標を明確に立てる
自分が行っているタスクに対し目標値が明確になっていない状態だと、仕事の終わりが見えず億劫になってしまいモチベーションが上がりません。最終的なゴールは必ず具体的に(できれば数値で)立てましょう。具体的な目標があることでそのために何をすればいいのかも見えてきやすく、意欲的にタスクに取り組めるようになります。
<目標の立て方の例>
・残業を減らそう ← ×
・今月の残業時間は20時間以内に収めよう ← ○
タスクに対して、複数のゴールを作る
これは大きなタスク(行動)に対してタスクの細分化を行い、1つ1つを小さいゴールとするという方法になります。人間はゴール到達までの時間が長いとその分モチベーションが低下してしまうため細かくゴールを設定してあげることでモチベーションを維持しやすくなります。タスクの細分化については、ゴールが明確になっているレベルであれば自由に決めてもよいですが、集中力を保ちやすい60分~90分で設定することをおススメします。以下はタスクにかける時間とそれに対するモチベーションの変動イメージを表しています。
自分にお伺いを立てる
自分にお伺いを立てるというのは、行動に取り掛かるときの思考を能動的なものに変えることです。つまり、「やらされている」から「自らの意志でやる」という意識に変えていくというのが目的です。誰かに命令されるより自らの判断からの方が行動へ移しやすいという科学的な心理を活用します。例えば上司から『この仕事やっておいてねー』と指示を受けて素直にそのまま取り組むより、いったん自分の心の中で『やれそう?この仕事できそう?』とワンクッションを入れることで心理的に自分の意志でやっているという感覚を得ることができます。実際に私の会社のチーム成績で高いエンゲージメントを誇るチームリーダは部下への指示を疑問形にするという同じ手法を取り入れていました。このケースを自分自身に実行してあげればよいのです。
自分自身と競争させる
経験したことのある仕事に取り組む際は、過去の自分と競争させるとモチベーションをあげることができます。実は他人と競争するより、過去の自分と競争し勝利することの方が人間は成長を強く感じやすいのです。競争する内容は「タスクに対する所要時間」、「ミスの少なさ」など明確に競争できるものであればなんでもよいと思います。常に記録をし過去の自分と競争していると自分がどれだけ成長しているかが目に見えてわかり、次に同じタスクを行う際も高いモチベーションで取り組むことができます。他人と競争することも大きくモチベーション向上につながりますが、自分と相手の成長スピードは異なるため、連敗して逆にモチベーション急降下というリスクが高いためメンタルが強い向けの手法になります。私は基本的に他人と争うという事が苦手であるため自分と競争する手法を活用しています。
無理やりポジティブになる
ツイていない時や失敗をしてしまったときは反省するのではなく、無理やりでもいいのでポジティブな言葉を自分に言い聞かせてください。自己暗示的で効果がなさそうと始めはおもうかもしれませんが、この手法はネガティブ思考になりがちな人ほど効果があります。私なりのイメージだと失敗して一時期ヘコんでいたけど、後々思い返してみればなんでそんなに落ち込んでいたの?と感じる現象を最短で行うというのがまさにこの方法であると思います。根本的な性格を変えることは難しいですが、こういったポジティブな発想の積み重ねが自然とモチベーションを上げてくれるのです。思いつかなくてもポジティブをひねり出すのがコツです。
<ポジティブなひと言をひねり出す例>
・仕事でミスをした → 次同じことを起こさないための教訓になった!
・鳥の糞が肩についた → 運がついている!
参考書について
タイトル | 図解モチベーション大百科 ←Amazonリンク |
著者 | 池田貴将 |
出版社 | サンクチュアリ出版 |
出版日 | 2017年6月12日 |
価格 | 1.478円(単行本)/1,386円(Kindle) |
まとめ
いかがでしたでしょうか?モチベーションを上げる方法は今回紹介した以外にもたくさんあり、性格や考え方で効果のある方法は変わってくるのでぜひ上記の5つの方法や参考書を手に取っていろんな方法を試してみてください!その中で自分に合ったモチベーションの上げ方を理解し実践していくことで仕事に対するモチベーションを維持することは可能になると思います。もちろん100%コントロールできるとは言い切れませんが、あなたのパフォーマンスを向上してくれることには間違いないでしょう。本記事以外にも仕事に役立つスキルを紹介していますので、ぜひ以下のリンクから覗いてみてください!
仕事に役に立つスキルについての記事(←リンク)
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