新人や若手指導をしているメンバーからよくこんな声を耳にします。
「どう伝えればいいのかわからない」
「育成が自己流で不安」
そこで今回は、後輩や新人と向き合う中で、戸惑いやモヤモヤを感じたときに手に取ってほしい本をまとめました。
本記事では、人材育成の手法を学べる書籍を厳選して紹介しています。
1冊ずつの想定読者など簡潔な要約を添えているため、時間がない方でも自分に合った書籍の情報を掴めるようにしています。
気になる本だけを深掘りできるよう、詳細記事(#1〜#3)へのリンクもご用意!
今後も書籍は随時追加していきますので、必要なときに見返せるよう、ブックマークしていただければ嬉しいです。
最終更新:2025-07-09/紹介冊数:3冊
書籍情報
書籍名 | 著者 | キーワード | 詳細記事リンク |
---|---|---|---|
成長する組織をつくる1on1マネジメント | 佐原資寛 | 1on1/心理的安全性/タイプ別マネジメント | ※作成中 |
アオアシに学ぶ「答えを教えない」教え方 | 仲山進也 | 問いで導く/観察 | ※作成中 |
OJT完全マニュアル | 松尾睦 | OJT6ステップ/振り返り | ※作成中 |
5分でわかる書籍概要
成長する組織をつくる1on1マネジメント
- 重要テーマ
- 多対一ではなく一対一であることを意識
- 部下のタイプに合わせたマネジメント手法
- 部下の伴走者となる方法
- 想定読者
- チーム力を底上げしたいと考えるリーダ層
- 1on1を取り入れようと思っているが何に気を付けたらいいかわからない方
- 1on1を取り入れているが、なかなか効果を感じられない方
- おすすめポイント
1on1はどのようにしたらうまくいくのかについて実際のミーティングのコツもそうですが、部下との関係構築などの下地の作り方も含め解説されています。
旧来のマネジメントと比較して解説されるパートが多いため、この本を読んでおくとよくありがちな失敗を回避できるようになる効果があると思います。
アオアシに学ぶ「答えを教えない」教え方』
- 重要テーマ
- 何もしないように見える「愚者風リーダシップ」
- 仕事の振り方で成長スピードが段違い「お題設計アプローチ」の5ステップ
- チーム化で学びの相乗効果を生み出す
- 想定読者
- 後輩の育成方法に悩んでいる方
- 教えすぎ、教えなさすぎが良くないことに気づき始めている方
- おすすめポイント
この本はタイトルの通り、「アオアシ」というサッカー漫画を題材にしています。
漫画の中のエピソードをもとに指導方法が解説されていて、わかりやすいのがおすすめポイントです。
「教えすぎると部下が受け身」になる、「教えなさ過ぎると部下が成長しない・挙句の果てにやめてしまう」というよくある問題に対しクリティカルな解決方法を提供してくれます。
部下の指導について、まさにこの悩みを抱えている方にはぜひ読んでいただきたい内容になっています。
OJT完全マニュアル
- 重要テーマ
- OJTを実施する上での、部下との信頼関係の築き方
- OJT期間に行う目標設定の仕方
- OJT期間のPDCAサイクル
- 想定読者
- これからOJTで部下を育成していく立場にある方
- これからOJTを取り入れようと考えている方
- おすすめポイントOJTの段取りについて初心者でもわかりやすい内容で書かれているのがおすすめポイントです。
特にOJTを実施している中で陥りやすい失敗ケースと打開策が段階ごとに盛り込まれているため私も大きくこの本に助けられました。
まずはOJTが始まる前に一通りざっと目を通し、OJTを進めていくうえでうまくいっていないポイントに対しては辞書のように扱うのがおすすめです。
まとめ
新人指導に正解はありませんが、だからこそ考え方の引き出しを持っておくことが重要です。
今回ご紹介した3冊は、それぞれ違ったアプローチで育成に向き合える実践書です。
- 1on1を通じて信頼関係を深めたい方
- 教え方のバランスに悩む方
- OJTの進め方に自信が持てない方
それぞれの状況に合わせて手に取ることで、明日からの関わり方にヒントが生まれるはずです。
書籍は今後も随時追加予定です。気になるタイトルがあれば、詳細記事やガイドもぜひあわせてご覧ください。
コメント